イケダハヤトさん型ビジネスの考察をしてみた。(忠告)
イケダハヤトさんという人物がいる。
僕はブログを始めてこの人物のことを知ったのだがこの人物に憧れてプロブロガーを目指す人も多いと聞く。
僕もブログを書く以上、この人物の事をある程度知っていないとブロガーの話しについていけないためこの人物についていろいろ調べた。
その結果この人物の賢さと怖さについて驚かせられることになった。
その理由を今回は記事にしてみたい。
イケダハヤトさんの経歴
中学生の頃にPCを買い与えられ、個人ニュースサイト「nubonba」を運営。中学生は暇なので一日4回くらい更新を続けてたら月間50万PVくらいのサイトになって「ネットランナー」で連載を持つことになりました。
高校生の頃はもっぱら打楽器をひたすら叩きまくっていました。今でも心は楽器オタクです。
大学生になり、楽器を続けつつ、芸術にのめり込みました。4年間、映画、音楽、文学、絵画、などをひたすら楽しみまくっていました。
2009年にルネサステクノロジに入社するも、入社した月に合併が決定。いきなり沈み行く船に乗ってしまいました…。
ブログをきっかけに知り合ったトライバルメディアハウスの代表、池田紀行さんに誘われ、2010年3月に転職。ソーシャルメディアコンサル事業を立ち上げ。
2011年4月、NPO支援、ライター活動により多くの時間を割きたくなり、フリーランスに転向。「」という名前でNPOマーケティングを支援するプロボノ集団も作っています。
2012年4月からは、育児に時間を割くべく「プロブロガー」というキャリアを歩んでいます。広告収入、アフィリエイト収入で生きてます。
2014年6月に高知県に移住。東京から離れて、楽しく暮らしています。
引用 まだ東京で消耗してるの?
この経歴を見て、驚いた。
中学生から月間50万のブログを持っているとはなんという才能の持ち主だろうか。
もはや大天才である。ブログの申し子である。
また、その他の経歴からも要所、要所大事なところは締めているのが分かる。
あと、イケハヤさんは、早稲田卒である。スペックの高さがにじみ出ている。
彼は断じて我々のような一般人ではない。
イケダハヤトさんのビジネスモデルについて
まず初めに断っておくが、僕はイケダハヤトさんのことを商売人として尊敬してる。
これは、皮肉でも何でもなく本心だ。
彼の行動は、時代の先見性を明らかに持つ人物の行動だし
年収1000万はすごい。
彼の収入源は、
の2つからの収入である。
そして、この2つの収入を支える元となるのが、彼のブログ
「まだ東京で消耗してるの?」
である。
そしてこのブログの聡明な読者の方ならお気づきだろうが
彼は自分の考えをわざと大げさに書いている。
誇張をしまくっている。
何故か?
ブログを炎上させるためにだ。
アレくらいブログでの言い切りがいいと確実にアンチ、信者が生まれる。
(現に生まれている)
そして、炎上はブログへのアクセス数をアップさせる。
結果知名度と、広告収入は上がっていく。そしてその結果バックエンド商品が高く、たくさん売れるということである。
イケダハヤトさんの高知移住のすすめはポジショントーク
彼は、東京批判、高知賞賛型のブロガーである。
彼は、高知移住をしきりに進める。
彼は、彼の提唱する新しい働き方の分野において
第一人者であり(ファーストペンギン)ブログのもうし子ともいえる人物である。
このことは何を意味するか。
それは、イケハヤ型のビジネスにおいて高知に移住したところで
彼の年収を超えることは不可能ということである。(1000万)
市場開拓者より儲かる人間というのはほとんどいない。
もうこれだけイケダハヤトという人物が有名になった以上
高知に出てブログを書いて生活することの意味はない。
(別にブログで稼げなくなるというわけではない。ただ高知に行く強みはない。)
この記事は、ブログ以外で高知で働くことのメリットも書いてあるが
結構適当なことを書いているなという印象を得た。
幾つか具体例を挙げる。
1地方に出ることで、年収が上がりますよ
東京は年収ランキング2位である。
コレより上に行くためには神奈川に移住するしかない。
2高知では何でもやることになる。
コレがキャリアアップだったのはつい20年前の頃だと思う。
現代は、専門を更に専門にしなければ生き残れない時代だからだ。
これからの時代、何でもできるは全て中途半端(金にならない)
時代が到来する。
つまり、生半可な専門職はお金を生み出さない。
それはもう専門職とは呼ばれない。
生半可でない専門職も正直将来が危ないものがいくつかある。
(アメリカでは、マーケティングからSEOはもちろん最近では弁護士の判例照会やスポーツの結果の記事などもAIが行なっている)
要は、2つのことができる人は1つのことに特化して技術を深化し
もう一つの技術は、お金で外注するほうが総合的に生き残れる可能性が高いということです。(あくまでも可能性が高いだけ。40年通用する技術は存在しない)
そもそも東京で働いて機会損失をしていて、この記事を読んで高知に行くような人は明らかに起業には向いていない。
無論イケダハヤトさんはこれらのことをわかっている。
彼ほどの人間がこのことを認識していないわけがない。
しかし、彼は本音を言わない。
かれは、あくまで高知親善大使をつらぬく。
そう彼こそ真のプロブロガーなのだ。
(なんかコレ書いたあとに愛媛の移住のおすすめをしてた。そのように設ける手段もあるのかと勉強になった。)
僕がこの記事で言いたかったこと
僕は、東京から高知移住に反対しているわけではない。
たしかに氏の言うとおりご飯は美味しそう。
人もきっと温かいのだろう。
空気も綺麗だと思う。
そのことに対しては批判はない。賛成だ。
それどころか彼の文章を読んでいて高知に詳しくなれて興味が湧いてきた。
しかし、
彼は、読者の親ではない。読者の親友でもない。
彼の主張は、東京で消耗する人間には耳アタりがいいのもわかっている。
でも、彼はあなたの人生に責任をとってくれるわけではないのだ。
もし、高知にいって自分の理想と違っても彼には責任はないのだ。
彼のサイトは、確かに気晴らしにはとても良いと思う。
しかし、全てを真に受けないで欲しい。
下調べのない行動はただの博打だ。
そのような考えから今回イケダハヤトさんについての記事を書いてみた。
最後に、僕はイケダハヤトさんを尊敬している。
(彼が10年後まだ日本で消耗しているのなどと主張変更をしていたら面白いなーなどと考えていたが、おそらくまだ東京で消耗してるののPVがあと数年で減ることは間違いないと思う。これから彼が彼の得た知名度をどのように使って行くのか楽しみである。)