負け犬、ITベンチャーが怖くなる。
私事であるが
最近ITベンチャーが怖い。
何が怖いかというと、あの独特なカタカナ英語。あのポジティブな感じ。
そして、ITベンチャーと聞いただけでは何をやっているか全くわからない感じが怖い。
人間、未知のものには恐怖を抱くようになっているが、僕にとってITベンチャーとはそのような未知のものなのだ。
そこで、今日はITベンチャーが何をやっているのか調べ、恐怖心を取り除こうと思う。
そもそもベンチャーってなんだ。
ベンチャー企業の定義をご存じだろうか。
よくある誤解として
意識高そうな学生が、集まって意識高そうな感じを出していればベンチャー起業
というものがある。
コレは、間違いでベンチャー企業の本当の定義とは
「ベンチャーキャピタルから出資を受けている起業」
である。
(ベンチャーキャピタルとは、出資会社の株式保有をしてその株式の上場に伴う値上がりか企業売却で稼ぐことを目的としている投資的融資会社である。そして、大体ベンチャー企業の9割以上では元が取れないまま潰れる。それでも100社に投資したとして1,2社が上場してくれれば十分に元が取れるのである。)
そして、ITとは、internet technology の略であるから
ITベンチャーとは、インターネット技術を用いたサービスを提供する会社ということになる。
具体例について
ITベンチャーと聞くと何を思い浮かべるだろうか。
僕の中では、ITベンチャーというとfacebookが真っ先に思い浮かぶ。
そこでフェイスブックを調べてみたのだが
途中で勝ち犬の中の勝ち犬企業なので正直さして参考にならないと気付いた。
(マーク・ザッカーバーグの凄さを今更説明する必要は無いかもしれないが
悪ふざけで大学内のコンピューターにハッキングして女学生のデータを盗んで生徒ごとの顔を比べるゲームを作ってみるような人間だし、初期段階にジェフロスチャイルドを口説き落とせたあたりがもはや人間離れしている。)
もっと役に立つ情報はないのだろうか
もう少し参考になるような企業は無いのだろうか?
そもそも、日本のベンチャー大手といえばサイバーエージェント、楽天、DNAなどが挙げられるがこれらの会社もあまり役立たないなと感じた。
(と言うか、DeNA結構やばい気がする。栄枯盛衰を感じた。最近は業績を戻しているが前年比では結構落ちている。)
そもそもである。調べていて感じたことだが、ITベンチャーはあまり怖くない。
やっていることがITを用いているだけで他は普通の企業だからだ。
そもそも、一口にITとまとめることにも違和感を覚えた。
理由は、販売からソフトウェアまで何でもあるからである
では、僕は何を恐れていたのか。
僕は、気付いた。
僕が恐れていたものは、最初に書いた。
「あの独特なカタカナ英語。あのポジティブな感じ。」
である。
つまり、僕はあの自己啓発感あふれる感じが苦手なのである。
言い換えるならあの夢を語られる感じが苦手なのだ。
なんか、肌に合わないのである。
僕はCEO、COO、CIOを聞くと、最高経営責任者、最高執行責任者、最高技術責任者と言わないのか疑問を覚える。
また、何もなしてないのにあの夢を全面に押し出す感じが嫌いだ。
なんか消息不明になっていっていきなり成功して帰ってくる人間の方が何倍もかっこいいと思うし何倍も憧れる。
負け犬、ITベンチャーが怖くなくなる。
ITベンチャーは怖くない。実態はただの博打性の高い企業である。
(話は変わるがそもそもベンチャーキャピタルから出資されてないのにITベンチャーと名乗る人間のせいで不当にベンチャーというものが汚されている気もする。)
僕が本当に恐れていたもの。それは、自己啓発系のあの独特な感じである。
世間では、自己啓発系の正論が幅を利かしている。
しかし、どうも負け犬の僕の肌には合わない。
(負け犬の僕と同じように感じる人間は世間にいるが、あまり声を大にしないだろう。
そんな人間の代弁者になりたいなあとこの文章を書きながら思った。)