負け犬にとって経営学は役に立たない。負け犬は歴史の勉強をしよう。
少しマニアックな話をする。
負け犬である僕は、将来お金持ちになることができれば勝ち組に一歩近づくことができると考えている。
そこでいつか金持ちになることを夢見て僕は経営学を勉強しているのだが
最近経営学の勉強をしていて違和感を覚える。
コレ勉強する意味ある?と感じる。
具体的にはSTPとか、4A、SWOT分析、SCMとかである。
最近その理由がわかった。
経営学の大半は、負け犬向けの学問ではないからである。
経営学では、大企業が研究対象になり理論が作られることが多い。
ケーススタディでも大企業、もしくは有名な中小企業の研究が多い。
(もちろん、負け犬に適している経営学も存在する。中小企業論やベンチャービジネス論などである。)
つまりである。
ある程度資金を集めたうえで何かしらの技術を持ち、ある程度の人材を用い結果を出す。(いかに効率よくお金を稼ぐか。)
このことが、経営学の前提としてあると思うのだ。
(もちろん、少なくない数の例外あり)
するとである。
負け犬の視点からすると経営学は役に立たない。
負け犬が将来、上記のような事を知っておく必要はないからだ。
負け犬は何を学ぶべきか
負け犬は何を始めるべきかというお話である。
先に答えを言うと歴史のお勉強である。
それも受験勉強のような年号とか誰が何をしたのような歴史ではない。
もっと一人の人物を掘り下げるべきである。
例えば野口秀夫がいかにお金遣いが荒く、女遊びが激しい人物だったを知ることで本当の天才はこんな人物のことをいうんだなと学んだり
(アメリカ留学資金を送迎会につぎ込みすぎてすっからかんになった話や結婚詐欺などの話は純粋に面白い。こんな人物だったのかと感じるはずである。)
福沢諭吉について学ぶことで、彼がいかに酒を飲みまくったかということや
学問のすすめが当時は慶應義塾の宣伝であったことなどを知れば、現代の勉強ブームを見破れるかもしれない。
僕が、一番好きな福沢諭吉の言葉は
「禁酒というくだらないことをしたからストレスでタバコも嗜むことになってしまった。」
である。
負け犬の僕が歴史を学んで感じたこと
僕は大学受験までの歴史の勉強が嫌いだった。
なんにも面白くなかった。
しかし、歴史や人物伝は面白い。
(誰の視点で書かれているのかは注意しておくべきである。フィクションの可能性がある。)
現代の成功者の綺麗ごとばかりの自伝とは違い結構ぶっ飛んでいる人が多い。
また、人の一生を知ることでどのように生きればいいか見えてくる。
どんなところでその人物は身を滅ぼしたか
どんなことをして成功を手にしたのか
どんな性格の人物が部下に裏切られているか
どんな奇策で危機を脱したか
こんな人間でも生きていけるのか
こういう生き方があるのか
等である。
(本当に男は女、酒、金には気をつけるべきである。)
まとめ
負け犬は、歴史を勉強しよう。
そうすれば自分がどのように生きていけばいいか見えてくるし、何をすべきで何をすべきでないか見えてくる。
勝ち犬になる方法も見えてくるかもしれない。
負け犬は、一人では戦えない。
先人たちの力を借りてこの世知辛い世の中を戦っていこう。
以下は余談である。
経営学の知識は必須である。(負け犬にも)
今まで、経営学は負け犬には役立たないという論調で文章を書いてみた。
しかしである。経営学は役に立つのである。
どこで役に立つのかというと意識高い系のひとたちとつるむ時である。
(彼らは経営学用語が大好きである。とりあえず使えばいいと思っている。使うことによっている人間もいる、だからこそ自分も使いこなせると彼らの仲間に入れてもらえる。)
意識高い系とつるむと自分と同じ位の能力の奴が行動的に勝ち犬の方法を真似したらどうなるかを知っておくことができる。
コレは大きい。
自分が同じ道を進んで破滅することを阻止できる。
将来勝ち犬になる予定の負け犬様へ
将来勝ち犬になる予定があるなら、全ての学問をある程度抑えておく必要がある。
理由は、勝ち犬は(真の勝ち犬は)殆どの学問に詳しいからである。
ここから、学問をある程度まんべんなく修めておくこと勝ち犬になるためには必須であると考えられる。
また勝ち犬になるということは、勝ち犬の人物と付き合っていくことを意味する。
つまり勝ち犬と会話を成り立たせるためにはある程度の知識レベルを彼らに合わせていく必要がある。
さもなくば、勝ち犬はあなたのことを運が良くて勝ち犬になった人と認識するだろう。
自分に対する評価は、ある程度未来を占う。
勝ち犬がこの人物は遠からず破滅すると考えた人間は、遠からず破滅する。
以上が僕の考えである。
歴史だけ勉強するのがダメというわけではない。
歴史をある程度勉強して余力があるようならば、ほかのことにも手をだすのもいいかもしれないということである。
それが、将来あなたを勝ち犬にし続けるだろう。
あなたがいつか勝ち犬になれることを祈っている。